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青花匠日記
窯業技術センター研究発表会
佐賀県が誇る当センターは地域窯業界への技術指導や新商品開発などに関するご支援をいただく、なくてはならない大事な技術拠点であります。今日は午後から平成18年度研究成果発表会を拝聴して参りました。
施設も最高レベルなら、そこの研究員の皆さまも優れた方々ばかり。現在直面している環境問題やリサイクル、さらに次世代に向けての取り組みなど、これまでの研究成果を発表されました。
いくつかの研究発表の中で私(窯としても)が最も身近に感じたもが「鉛溶出基準改正とその対策について」でした。有田焼に関わらず、他産地でも大きな問題としてその動向が注目されてます。陶磁器製食器の上絵や釉薬から溶出する鉛やカドミウムなどの有害な重金属が人体に及ぼす影響の問題は、明治時代から取り上げられ現在に至ってます。過去において何回かその基準が改正されましたが、現在、厚生労働省によりISO規格(国際標準規格)のもと、さらに厳しくなった食品衛生法の改正作業が行われているそうです。
ご存知の通り弊窯は下絵(染付)が主体で上絵をほとんど用いません。しかし、一部扱う製品があるのも事実です。幸いなことに上絵を使い始めた時期に「無鉛絵の具」という画期的な絵の具が当センターから開発されました。実はこの開発に対して推進役としてご尽力いただいた一人が弊窯の当主であります。鉛が含まれる絵の具は確かに作業がし易く、発色も素晴らしいです。日々技術革新が進んでいる今日の無鉛絵の具をもってしても、まだ完璧に有鉛と肩を並べるまでは至ってませんが、これも時間とともに改善されることでしょう。(10/6)
佐賀県窯業技術センター(http://www.scrl.gr.jp/)



















